ラダープログラムのコツ その2  パルスの使い分け

シーケンス制御

ラダープログラムのコツ その2  パルスの使い分け

猿吉です。

 

今回はラダープログラムのコツその2ということでパルスの使い分けについて紹介して

いきたいと思います。

 

まずは、ラダープログラムを作成していてパルス命令と普通の命令とどっちを使ったらいいんだろうと思うことがあると思います。

 

例をあげると、MOV命令です。MOVとMOVPと命令が二種類ありますが、前者は毎スキャン命令が走ります。後者は1スキャンのみ命令が走るというものです。

 

スキャンてそもそも何??という方いるかもしれません。

 

PLCではRUN状態になってからラダープログラムを上から下のEND命令まで走り、ENDまでいくとまたプログラムの先頭に戻りEND命令まで常時走り続けています。

 

これをスキャンといいます。

 

この最初のスキャンを1スキャンといいます。

 

イメージができたでしょうか。早速ですが、回路を作成してみます。

実践  回路の違い (毎スキャン・1スキャン)

 

 

上の回路は、M100がONの時に毎スキャンMOV命令が走ります。

下の回路は、M100がONした1スキャン目のみMOV命令が走ります。

 

うーん、毎スキャンの時と1スキャン目なのはわかったけど、いまいち使い分けがわからないな。。

 

 

じゃあ次の回路で違いを見ていきましょう。

 

①と②の回路があるとします。ここでM100がONしてその後M101がONするとします。すると①の回路と②の回路ではD100に格納される値は同じではないですよね。①のD100には20が、②のD100には10が入ることがわかります。

つまり、信号の状態とスキャン順に依存されるわけです。

 

 

なるほど。毎スキャン命令と1スキャン命令の違いはわかりました。

要するに、その指令が常に毎スキャン走っていいのか、最初の1スキャンのみ走る必要があるかで使い分けることが必要だということですね。

その通りです。使い分けの目安ですが、具体的にMOV指令で例をあげると、

毎スキャン

設定値などの不変の値

1スキャン

状態の変化など可変する値(ステップ回路等…)

がいいでしょう。。

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

同じ命令でも毎スキャンなのか1スキャンなのかでこうも意味合いが違ってきますね。

ますます奥が深いところでもあるようなないような。

意外とスキャンの意識がない設計者が多くいると思います。初学者の方はまずはこのスキャンを意識ながらプログラムを作っていくことがまずは大事だと思います。

最後に、回路を一つ紹介します。

 

上の回路と下の回路とありますが、二つともM100がONした時1スキャンだけMOV命令が走る回路になります。

違いとしては、入力条件を立ち上がりパルスにするか、出力命令をパルスにするかの違いになります。

このように作り方が違いますけど、同じ処理を行うものがたくさんあります。

正解の作り方は一つではないので、あくまで参考に、自分の好きなように回路を作成していきましょう。

見やすい回路が一番大事ですが。

 

ではでは。

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